みかさんの絵 14

インファント島

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「インファント島」  30 × 70 cm  ぐらい (フレーム全体の大きさ)

 モノクロームの作品で、30年2月に持参されたものの一つです。次の作品 「インファント島U」 と連作です。

  富士山のような形の中に絵があります。山の形の中に、また山が描かれています。
 この変形の切り取った画面は、内容と関連づけた形態と言えます。

 遠くに山並みが見え、花が描かれ、山腹を恐竜が歩いています。

 インファント という名前の島なのでしょうか。それとも幼児という意味のインファント ( infant ) をイメージしているのでしょうか。

 医学用語にインファントは良く出てくるので、少し気になります。1歳以下の乳児を意味する場合、あるいは2歳ぐらいまでの幼児とする使い方がありますが、この絵にも、地球の子どものころ、といった雰囲気が感じられます。

 そのように感じさせる一つの理由は、絵の中に恐竜(ゴジラ)が出てくるためです。
  Uの方にはゴジラの左側に蝶か蛾のようなものが描かれています。これはきっとモスラでしょう。


 

インファント島 U

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「インファント島 U」 です。  同じ大きさ 30 × 70  cm ぐらい

 フレームはどちらも同じです。新しく入荷したものですが、きれいな色合いの、瑪瑙のような模様です。
 何となく、化石を思わせ、恐竜の時代にふさわしいかなと考えました。



 
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山と雲

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「山と雲」  25 × 68 cm  ぐらい (フレーム全体)

 これもモノクロームの作品で、30年2月に持ってきてくれたものです。

 スリムで美しい作品です。フレームもこれに良く似合っている白いフレームです。マットを黒にして絵がうまく強調されています。

  樹木のある陸地、山の部分と海という三つの光景からできていますが、全体を切り取る形がいい感じですね。「星の王子様」 に出てくるヘビの形を思わせます。
 前に述べた変形の作品の一つといえますが、この形の切り取り方も作品の一部です。

 まわりには空を飛ぶ鳥がエンボスされています。

  一つ気になるのは、一番右端にエンボスされているものです。なんとなく、あざらし、とかセイウチのように見えるのですが確かではありません。


 
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 岸辺には椰子の木が見られます。奥の山は海にそのままつながっているようです。



 

立 体

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   長さ45cmぐらいの作品です。

 30年2月に、このような舟形の木の上に、鉄板で色々な形態を作り上げた作品を何点か持参されました。

 今回は、恐竜の形を型押しした作品もあり、立体的な表現を試みているようです。

 ここにあげたものも、特に名前はないのですが、中央に抱擁しあう二人、横にはフォークのような形をした木があります。

 抱き合っている二人の頭には、なんだかカトリックのお坊さんの帽子があるように見えますが、本当でしょうか。
 単に髪の毛の表現がそのように見えているだけかもしれません。
 
下の写真でおわかりのように、裏返すと違った表情の二人がいます。



 
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「 緑 」  29 × 24 cm    (フレームの大きさ)

 みかさんの小品の作品にはいくつかのテーマがありますが、人物を描いたシリーズの一つです。

「 セミ 」  もその一つです。(みかさんの絵12)

 シンプルなタイトルです。女性のまわりには木の葉がまっています。鳥も飛んでいます。

 最初、女のインディアンかと思いました。頭のそばにある葉っぱが、羽飾りのように見えましたから。
 人物のまわりの模様も、インディアンの掛け物のようです。

 緑色の作品というと、「隠されたロマンス」 (みかさんの絵2) を思い出します。

 そういえば、「逃避行」も「窓 U」も緑でした。
 (みかさんの絵12、15)




 
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「 セミ 」 (みかさんの絵12) は男性でしたが、この女性と雰囲気が似ています。

 面長で長い鼻筋が通っています。目をとじていますが、眠っているわけではありません。

 両手で頬杖をついています。

 まわりには木の葉と一緒に鳥が舞っています。