みかさんの絵 9

シンフォニー (楽器のシリーズ)

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「 シンフォニー  」

  80 × 70 cm  ぐらい (フレームの大きさです)。

 楽器を題材にした作品がいくつかあります。ここにあげたもの以外にも、サキソフォーンを扱ったものなどがあります。

  楽器の町、浜松に相応しいですね。

  このバイオリンは素敵な感じで、バイオリンの胴に、植物が描かれています。

 フレームも丁度バイオリンにぴったりの色と質感のものが見つかりました。
 
  この間、この作品の色違いで緑というか草色のバージョンの絵を見ました。
 
 バイオリンならこの茶色、と思っていましたが、緑もなかなか合っていて、中の植物とのバランスはよいものでした。
 

セレナーデ

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 「 セレナーデ 」

 トランペットですね。

 楽器のシリーズは、 三枚とも同じくらいの大きさの作品です。

  中央が地平線になっていて、月夜の光景です。手前に植物が描かれています。

ソナタ

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  「 ソナタ  」

   80 × 70 cm  ぐらい (フレームの大きさです)。

  ピアノの鍵盤です。下方には葉と虫がエンボスされています。

  鍵盤の藤色の具合が洒落た雰囲気です。

  色と植物の装飾は日本調のように思います。

  フレームもよい感じにきまっています。




 

germerion

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「 germerion 」 

   130 × 55 cm  ぐらいの縦長の作品 (フレーム全体の大きさです)。

 これは不思議な感じの作品ですね。エンボスされているのは男性のようです。でも、顔はあるのですが、他は人間らしくありません。

 体の形は鳥の羽根のような感じを受けます。

 体の中央に描かれている絵は、解剖学的には胃の位置のように見えます。下に腸管が続いています。

  でも、なんだか原始的な生物の消化管のような気がします。つまり、体の中には消化管しかないような。

 ですから、これは体の中そのもの、あるいは中心、といった感じで表現されたものではないかと思います。

  germ というのは、胚という意味で我々医師にはなじみ深い言葉です。

 この言葉に繋がる雰囲気が感じられる絵です。

  このフレームもなかなか洒落たものです。大理石調で、ギリシア・ローマ時代を思い起こしてしまいます。
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 中には色々な動物達が。 

  右上のいるか、下の象との間の動物はなんでしょうか。現実の生き物でしょうか。よくわかりません。

  甲羅を見ると、アルマジロか海老をイメージしてできた生物のようにも思えます。

  さらに豚、二頭の猿とつながっています。

 皆、目を閉じて気持ちよさそうで、うっとりとしているようです。

 この円環のような形を見て最初に思ったのは、エルンスト・ヘッケルの 「 個体発生は系統発生を繰り返す 」 という有名な言葉です。

 学問の世界にしては、夢のある言葉です。

 この動物たちとは、直接的なつながりがあるとは言えないのですが。なんとなく、そんな感じがしたのです。
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