みかさんの絵 3

ピラール 女神

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 「  ピラール 女神  」   
 
   45 × 40 cm  ぐらいの作品  (フレームの大きさです)。

 この女神は、もちろん 聖母マリア です。

 ウィキペディアによれば、 「 ピラールの聖母 」 という項目があり、西暦40年、スペインのサラゴサに聖母マリアが出現し、柱の上に現れたため、 ピラール の聖母と呼ばれているようです 。
( スペイン語では pilar 、英語でいうとpillar : 柱 ) 

  聖地として ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂があり、 ピラール の聖母は スペイン、及び  ヒスパニック  世界の守護聖人とされているとのことです。

  この作品が初めてページワンに来た時は、黒色のバージョンでした。手違いでこれは手に入れられませんでしたが、その後、赤と青のバージョンが届き、2枚とも手に入れました。

 この作品も多くの方から好まれているものです。

 だいぶ経ってから更に数枚の作品が送られてきた時に、赤、青それぞれもう一枚ずつ購入しました。

  同じものを何枚も手に入れた理由は、それぞれ台紙が違うこと、絵の上方に貼ってある葉っぱ(ドライリーフ)が作品により異なっているためです。

  というより、私が好きな作品であることが一番大きな理由でしよう。

 私は最初から、この絵を 聖母子像 と呼んでいます。 ピラール 女神の名前はあまり意識していませんでした。
 
 今回、 ピラール という言葉を調べてみて、その背景が初めてわかった次第です。

 
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 キリスト教芸術、とくにローマカトリックの世界では聖母子像は重要なモチーフだと思います。

  私が好んでいる彫刻家の船越 桂が、最初に作品を依頼されたのは函館の教会からで、木彫の聖母子像だったと記憶しています。
(余談ですが、船越保武の、長崎二十六殉教者記念像は圧倒的なもので、涙が出そうでした。長崎に住んでいても知らない方がいるのは残念です。長崎駅前の坂を登ったところにありますので、おすすめです。)

 
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  みかさんの聖母マリアは、非常に端正な顔立ちです。みかさんの他の作品の女性とは、おもむきが異なります。

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 フレームは4枚の絵とも異なる額装です。最初に入れたものは、ゴールドとシルバーの色違いのものです。

 額装によって雰囲気が違うのがおわかりと思います。

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 「 ピラール女神 」 の衣服に描かれている模様はなんでしょうか。

 この体全体の曲線がなんとも言えず優美なものですね。

 ただ、抱かれているイエスは、まん丸で少しおもしろい顔をしています。髪の毛もカールしています。

 もっとも、聖母子像の絵を色々と見てみると、イエスの髪は大体ふさふさしていて、 ラファエロ の聖母子像ではイエスの髪はカールしています。また、ほとんどの絵でイエスは裸で抱かれています。

 驚くのは、どの絵を見てもイエスの体が大きく、顔つきもしっかりしていて、とても赤ん坊には見えないことです。
 神様ですから、赤ん坊とはいえ大人びているということでしょうか。 ボッティチェリ の聖母子像もそうでした。

 その点、みかさんのイエスは赤ん坊らしさがあると言えます。

 イエスをどちらの手(腕)で抱くのかということにも色々な意見があるようですが、大した話ではないでしょう。

 この間、たまたま家で古いアルバムを見ていたら、お風呂で赤ん坊を抱いている妻の写真がありました。その赤ん坊の顔が、みかさんのイエスの顔によく似ていることに気がつき、びっくりしました。

 妻はもちろんマリア様ではありませんし、息子もイエスとは程遠い人間ですが。
 

空  

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  「 空 」  

    45 × 40 cm  ぐらいの 小さな作品です (フレームの大きさ)。
 
    「 世 界 」 、と 1対の作品と思います。

  同じ女性ですが、顔の向き、手の組み方が違います。空の形も正反対です。顔の向きと空の形はうまく対応しています。

 目を閉じて祈っています。何への祈りかはわかりませんが、宗教的なものを感じさせます。というよりは、敬虔な雰囲気といった方が良いでしょうか。

  神様といっても、キリスト教のような一神教の神ではないように思います。厳しさよりも自由な感じを受けます。
 
 シンプルな絵ですが、心に深く響くものです。
 

世 界

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 「 世 界 」

  「空」と対の作品。 同じ大きさです。